ウィルスの感染予防に換気を
コロナウイルスの感染拡大防止に、色々な対策をとっているかと思います。
密にならないように、換気不足に注意するのもその一つですね。
2020年11月16日、首相官邸で行われた「新型コロナウィルス感染症対策本部」の会議で、内閣官房・内閣府・厚生労働省から、職場や店舗の具体的な対策として「CO2センサーを活用した換気状況の確認」が提言されました。
しっかりと、換気をしながら、早く普通に日常生活が送れるようになってほしいですね。
しかし、換気に注意するといっても、打合せや仕事に集中していると、ついつい忘れがちになり、後回しになってしまいがちですね。
そこで、光で換気不足を知らせてくれる、CO2センサー付の照明コントローラーを制作しました。
CO2センサー付DMXコントローラー
CO2センサー付DMXコントローラーは、二酸化炭素の濃度を測定して、結果に併せて照明の色を変化させるコントローラーです。
DMX制御なので、DMXに対応した機材につないで使用することができます。
本体部とセンサー部からなっているので、設置場所に併せて設置が可能です。
二酸化炭素の濃度が低いときは青い色で、濃度が上がっていくにつれ、緑から黄色と変化していきます。そして、換気の目安の1,000ppmを超えると赤い色にかわり、換気不足を知らせてくれます。
DMXとはなに?
DMXとは1986年にアメリカで作られた、舞台照明用のデジタルの通信方法です。
詳しくは、改めてご紹介しますが、通信規格が公開されており、自由に使用できるため、ステージや舞台の照明を中心に広く使われています。
512個のスイッチが1本のケーブルで操作できるようなイメージの通信規格です。
調光や演出用の照明にはDMXに対応したものが多く販売されています。
DMXの通信規格を使うと、これらの対応器具を一緒につかうことが出来るのです。
※その後、DMXを発展させた色々な規格が出てきているので、接続には少し注意が必要です。
DMXを使った光の制御には様々なものがあります。それらについても、いずれ改めてご紹介しますね。
光で換気のタイミングをお知らせ
CO2センサー付コントローラーは光の色で結果をお知らせするので、視覚的に換気のタイミングをわかりやすくお知らせします。
測定した濃度の数字を読み取って、換気の状態を考えなくても良いので、誰にでも使いやすく換気不足をお知らせします。
お店などで、お客さまにわかりにくく換気不足の状態を知らせることもできます。
発展として、光の変化のパターンの変更や、CO2センサー以外のセンサーを取り付けることも可能です。
温度湿度センサーを取り付けて、熱中症予防のための暑さ指数などを測定して、光をコントロールすることも可能です。
光を効果的に活用して、毎日の生活をより良いものに変えていけるとよいですね。